治療症例
今日の歯髄温存治療
Before
After
メインテナンス情報
症状 | 歯の間に虫歯があります。不思議と痛くないんです。でも食べ物が挟まったり、時々ムズムズする程度の違和感はあります。 |
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治療方法 | 事前にかなり深い虫歯の予測はついていましたので、神経すなわち歯髄まで触ることを考慮に入れながら治療を開始しました。治療途中に神経が露出して慌てふためくのではハイクオリティ治療はできませんから事前に1時間の予約時間を確保させていただいた上で治療を開始します。こうしておけば途中で神経が露出するようなことがあっても対処できます |
費用 | 神経温存治療が5万円+この後補綴治療になりますので、クラウンの治療が17万円。 その他、基本診療料金が三千円かかります。(それぞれ税別) |
備考 | 神経を直に触りますと、術後おおよそ8週間ほどの期間は時折一過性の痛みを伴う場合があります。 それでも、3ヶ月ほどの間には痛みが出なくなり、組織の再生が行われていきます。 現在、2012年から同じ治療方法を行なっておりますが、現在の時点では術後に神経温存に失敗した症例は0症例です。 2012年より以前は違う治療法で歯髄温存を行なっていましたが、その際には2〜3割の割合で神経温存に失敗しておりましたが、現在、当院ではこの技術は確立されております。 |
患者さん情報
年代 | 30代 |
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治療方法
あの小さな虫歯を削り始めると内部は大きな虫歯が広がっています。う蝕検知駅で染め出しを行うと。。。
内部は真っ青に染まります。この部分は完全除去する必要があります。
歯髄が透けてきました。「歯髄が透けてきたからこれ以上削らない」という歯科医師もいますが、未だ感染している象牙質が残存していることも考えられるため当院では思い切ってこの象牙質はすべて除去してしまいます。その直後の画像が上の写真です。
MTAセメントを用いて歯髄温存治療を行います。ろくにエビデンスも確立されていないような技術や材料(例えばDocsBestCementドックスベストセメントや3-Mix法や3-Mix MP法)などではなく、世界的に高確率での成功報告が上がっている方法を用います。当院では2012年以降現在の治療手法に切り替えましたが、現時点で不成功は0症例です
この日は仮充填して帰っていただきます。後日、この歯は補綴治療に移ります