治療症例
虫歯治療
Before
After
メインテナンス情報
症状 | 一見見るとどこに虫歯があるのか解りにくいです。もちろん痛みもありません。しかし、フロスがわずかに引っかかります。この小さな虫歯を見逃さないのが顕微鏡治療の醍醐味です |
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治療方法 | まず、1週間かけて歯の間をわずかに離開させます。そうしておくことで作業効率を上げます。そして、治療当日はラバーダムを装着して、1時間半の時間を十分使いながらゆっくりと歯を傷めないようにまた、確実に虫歯の部分を除去していきます。 |
費用 | 虫歯の除去とコンポジットレジンによる審美修復治療までを含めて15万円 |
備考 | 治療回数は全部で2回です。 |
患者さん情報
年代 | 50代 |
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治療方法
隣の歯を傷つけないように特殊な金属製の保護板を挿入しておき、その状態で超小型の切削器具を用いながら慎重に切削していきますと、エナメル質が白く脱灰して溶けている様子が見えてきます。写真の右から左方向に向かって、すなわち歯の深部に向かって虫歯が進行しつつある様子が見えてきます
ゆっくりと進んでいくとやがて、象牙質の中が黒く変色している様子が見えてきました。虫歯はこのようにエナメル質を溶かしながら深部に進んで、象牙質の部位に到達すると横方向に広がるようにエリアを拡大していくのです。これは除去しなければいけません。ここで、今度は虫歯になった象牙質を削るための専用器具に持ち替えて軟化象牙質を除去していきます。
ようやく虫歯が除去できました。
特殊なカーブのついたマトリックスを歯の間に装着して、隙間から細い細いチューブを介してインジェクタブルレジンを注入していきます。気泡が発生しないように細心の注意を払いながら行ないます
レジン充填直後はこのようにバリがあったり、表面に段差があったりします。ここから徹底的な研磨が必要です。肉眼での治療ではここまで細かく見ることができないので、このまま終了してしまう医院もあるようですが、顕微鏡で細かく見ることでこのようなバリや段差を見逃さずに除去できます。
形態修正→研磨→艶出しまで、合計20分ほどの時間をかけて徹底的に行ないます。