治療症例
恐ろしき虫歯
Before
After
メインテナンス情報
症状 | 奥歯の詰め物の中に虫歯があります。ただ、痛みは全くないので気づいてないのです。 |
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治療方法 | 詰め物を除去して内部の虫歯を除去しました。 やがて神経まで達していたため神経を保護する治療へと移行しました |
患者さん情報
年代 | 20代 |
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治療方法
このように詰め物が隙間のある状態です。
詰め物を外すと内部は大きな虫歯です。
虫歯を染め出してみるとこのように青くなります。この範囲を削っていると神経に達しました
他院では神経を取ることになるのですが、高田歯科では神経が残せるかどうかを詳しく調べた上でこの型の神経は残すことにしました
神経を温存するために用いるのはMTAセメントです。間違ってもドックスベストセメント(Doc's best cement)は用いてはいけません。理由は、MTAセメントは歯髄を保護する上に置いて効果的であるとの報告や文献が大量にあるのですが、それに対してドックベストセメントで歯髄温存がうまくいくというエビデンスはほとんど皆無です。
いかにも新しい医学のように吹聴しているのを耳にしますが、実際ドックスベストセメント自体は非常に古いセメントで、リバイバルとしてブームが来ているだけのものです。それに対してMTAセメントの場合は登場以来特許が切れた直後からどんどん改良品があらゆるメーカーから登場して来ています。
また、実際の販売量も急増しています。それはつまり世界中の臨床家が効果を実感して認めているということです